最近街で目にすることも多くなった、スーツにリュック姿の男性。女性のスーツにリュック姿もたまには見かけますが、やはり男性のほうが圧倒的に多いようです。
フォーマルの代表のようなスーツに、カジュアルの代表のようなリュックの組み合わせ?
地味ながら、巷でしばしば人々の話題に上るテーマです。
特に、中堅や新入社員の方々にとっては、興味深いテーマかもしれませんね。
「毎日のことだから、少しでも楽な服装で通勤したい。」
「でもスーツにリュックはおかしいかなぁ?・・・」
など、小さなことだけれど、ちょっと悩みの種になりますよね。
個人の好みにもよるでしょうし、年代によっても意見が分かれるところだとは思います。「スーツにリュック」は果たしてアリなのでしょうか、ナシなのでしょうか?
スポンサーリンクスーツにリュックはデメリットの方が多い
さてさて、個人の好みの問題、というのは大前提の上で結論から言います。
あなたがもし「デキる男」を目指すなら、または「デキる男」という周囲の評価を求めるならば・・・
スーツにリュック姿は「ナシ」です!
「え?そんないきなりな言っちゃう?」
「そういうのは好みの問題でしょ!」
という声が聞こえてきそうですが・・・ スーツにリュック姿がダメな理由をいくつかお話していきたいと思います。
スーツにリュックがナシな4つの理由
① 仕事をする社会人としてのマナー
言うまでもなく、仕事上の人間関係にはマナーが大切です。マナーのない者は、社会人として一人前に見てもらえません。
きちんとした服装をするということは、社会人として大切なマナーのひとつでもあります。リュックには「フォーマル」というイメージは残念ながらありません。
こう言うと、「いまどきそんな堅いことを言うのは日本だけだよ。」という意見も多いようですね。「欧米なんかではごく普通のスタイルだよ。」って・・・
でも実際のところ、たとえばアメリカ人の間でも、リュックにスーツ姿はあまり受け入れられていません。
たとえば、アメリカの同じ話題を扱ったサイトで人々の意見を見てみると、次のような声があるようです。
- 時と場合によるかな・・・
- たまに通勤途中で見かけるけど、僕はやらないな。
- モルモン教徒のイメージ
- 仕事以外のファッションとしてはアリかもしれない。
- 便利だけど、見た目がひどい。まだショルダーバッグの方がましだ。
- リュックの質による。
- スーツはフォーマルなもの。リュックはカジュアルなもの。それをいっしょに身に着けるのは違和感がある。それにスーツの肩の部分が傷む。
- 僕はノートパソコンをふたつ持たなくてはならなかったから、これをやってた。見た目が悪いのはわかっていたけれど、便利でよかったよ。
- 会社の面接試験に行くなら絶対にやらない。
- リュックは学生、登山家のイメージ。
どうですか? 意外に否定的な意見が多いでしょう? 日本でアンケートをしても、だいたいこんな感じになるようです。
実際のところ、街でスーツにリュックスタイルの人をあまり見かけないことを見ても、スーツにリュック派は圧倒的に少数なのかもしれません。
② スーツにリュックは年齢が高いほど否定派が多い
スーツにリュック姿に関して、ひとつ注意しておくべきことがあります。それは、スーツにリュック姿に肯定的な人は、若者に多いという事です。
一方で、会社の中堅・ベテラン層には、否定的な感情を持った人のほうがかなり多いんです。
これはけっこう大きな問題ですよ。上司が部下の評価をするときには、仕事の結果だけでなく、普段のあなたの姿や振る舞いをも見ています。
そういった何気ない姿から、あなたの人間性や将来性が見て取れるからです。
それに、上司も人間です。自分が良い印象を受けない部下のことを、高く評価するほど人徳のある上司は中々いません・・・
だから、あなたが若者で、会社や職場でこれから活躍して上にあがっていくんだ! という状況であるなら、上司に違和感を感じさせてしまうのは良くありません。
上司の反応に留意してスタイルを決めたほうが良さそうです。能力はあるのに、その格好をした為に評価が下げられてしまっていたら、本当に目も当てられませんから・・・
なんなら、世間話としてスーツにリュック姿についての話題を振ってみて、上司の考え方を聴いてみても良いかもしれませんね。
上司が肯定派だったなら、とりあえずは大丈夫ですから!
③ リュックの重みでスーツはヨレヨレに…
一度や二度リュックを背負ったというだけでは、もちろんほとんど影響はありません。ですが、「スーツにリュック」が習慣的なものになると、話は変わってきます。
毎日一定量の摩擦が生地の同じ場所に加わり続けると、生地は少しずつ傷みます。主に傷む場所は、リュックが接触する肩と背中の部分です。
またリュックを背負うと、背中にかいた大量の汗が蒸発せずすべてスーツに吸収されます。毎日生地が少しずつ磨り減ってやがてはヨレヨレになり、汗の臭いが悪臭となって蓄積されていきます。
普段着ならまた買い換えればいいですが、スーツとなるとしょっちゅう洗濯をしたり、買い換えたりするわけにもいきません。
ヨレヨレになったスーツを着て毎日仕事をする・・・ 実用的、経済的な点からも、見た目的にも、あまりおすすめできません。
④ 女性は男性のスーツ姿が大好きという事実
「男のスーツ姿は3割増し」
そういう言葉があるほど、女性は男性のスーツ姿が大好き。
あるアンケートでは、「男性のスーツ姿は好き?」という質問に、「かなり好き」「惹かれる」と答えた女性は、7割以上になったという結果があります。
次のように思う女性は多いようですよ。
「仕事モードの男性の姿にきゅんとする」
「仕事ができるように見える」
普段の姿とのギャップを感じた時に、惹かれるものが生まれるみたいですね。そこに限っては、カジュアルさは必要がないというわけです。
もちろん、「スーツにリュックはOK派」という女性も多くいます。でも、女性の場合はファッション性を重視しています。
「似合っていればね・・・」
「かっこいい人だったらね・・・」
「自転車通勤ならいいんじゃない?」
などという条件があるようです・・・
まとめ
もちろん何を着るのも、何を身に着けるのも、個人の自由です。ですから、学校や職場で特に規定がなければ、「スーツにリュック」は大いに有りかもしれません。
また職場全体の雰囲気によっても、身に着けるものは変わってきます。ひとりひとりの個性、魅力を生かすファッションを選ぶことは大切なことでもあります。
でも、あなたが仕事で評価を受けたいとき、スマートな身のこなしをする人だという評価を受けたい時には、スーツにリュックはナシと思っている人がたくさんいるという事実を、心のどこかに置いておくことも必要です。
それも、あなたを評価する立場にある人たちに否定派が多いという事は肝に銘じておいてください。
内面は外見に表れます。「ラクだからいいや」「細かいことは気にしない」という内面がファッションに表れます。
頭の先からつま先までを意識したファッションで「デキるやつ」をアピールしてください!
私たちは、良くも悪くも外見で判断される世界に生きているのですから。
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