暖かくなってくると、お風呂場でコバエを見かけるご家庭も多いですよね。「1匹だけだし、ほっとこ」っと、コバエを見逃していませんか?
それ、お風呂場でコバエが大繁殖する原因になりますよ!
お風呂場のコバエを自分で完全に駆除できる最強対策をご紹介いたします!
目次
風呂場にコバエが湧く場所と原因は?
風呂場で見返るのはチョウバエ
お風呂場で見かけるハエの身体って何だか特徴的ですよね。羽が悪趣味なハート型に見えることもあります。
そのコバエは、チョウバエと言って、水周りを好むコバエです。夜行性で、日中は壁に止まってじっとしています。
どの種類のコバエも、メス単独で卵を産むことができます。このチョウバエは厄介なことに、1度に200個もの卵を産みます。
「1匹しか居ないし、ほっとこ」と、逃がしてしまうと、そのチョウバエが卵を産んでお風呂場で大繁殖してしまうことも多いんです・・・!
チョウバエは水周りを好むくせに、水にはさほど強くありません。見つけたらシャワーなどの水で流すことができます。
排水口の汚れはコバエのエサになる!
チョウバエの主なエサは、排水口などのヘドロ汚れ。排水口の垢や石鹸カスでできたヘドロは、チョウバエにとってとっても美味しいエサです。
そしてそれだけじゃありません。もっと怖いのは、排水口の汚れがコバエの絶好の産卵スポットになるんです! こわいですねえ~・・・
排水口の掃除を怠っていると、屋外から侵入したチョウバエに卵を産み付けられてしまうリスクがあります。
暖かくなる前に一度キレイに掃除をし、寒い季節になるまで最低でも月に1度は排水口の掃除をするようにしましょう!
浴槽エプロンの内側は恐ろしいことに…
湯船の側面のパネルをエプロンと呼びます。賃貸にお住まいの方はユニットバスが多いので、浴槽に「エプロンの着脱の仕方」と書いてあるシールが貼ってあることも多いと思います。
そういった浴槽は簡単にパネルの着脱ができるのですが、すこし高級な浴槽だと取り外しが難しかったり、一体型でもともと外せないものもあります。
このエプロンを外すと、あなたはきっと驚きますよ~。
思わず 「うひゃあ・・・」とドン引きするかもしれません。浴槽の内側は、水垢や髪の毛などでカビが生え、ヘドロ状の汚れがビッチリ付いていることが多いんです・・・。
この環境はコバエにとってパラダイスです。定期的に取り外して直接掃除しましょう。
また、お風呂掃除をしっかりしているのに、なんだか臭い・・・。そんな場合も、たいていはエプロンの中汚れが原因です。
スポンサーリンク
コバエを完全に駆除できる最強対策!
チョウバエは1匹でも見かけたら、見つけ次第退治しなければいけません。放っておくとネズミ産式に大量発生してしまいますから。(ネズミじゃないですけどね)
そして、排水口やエプロンの内側は、コバエが好む汚れでいっぱい!
小まめに掃除をして、浴室は隅々まで清潔にしておく必要があります。でも、排水口やエプロン内の掃除はどうすれば良いのでしょうか?
お風呂場の排水口の掃除の仕方
排水口の汚れは、コバエのエサや産卵場所になること以外にも、配管の詰まりにも繋がります。
風呂場の配管が詰まると自分で解決するのは難しい上に、階下に水が漏れてしまい、最悪損害賠償を請求される事態にも・・・
月に1度は時間を作って、排水口を掃除してみましょう!
用意するもの
- お風呂場洗剤
- 長いゴム手袋
- 使い古しの歯ブラシ
- 使い古しのスポンジ
- カビキラーなどの漂白剤
- スーパーの袋
排水口の掃除の仕方
① 使い古しの歯ブラシで、排水口にたまった髪の毛を取り除く
歯ブラシにある程度髪の毛が絡みつけたら、テッシュなどでふき取り、しっかりと髪の毛を取り除く。ゴミが出たら、スーパーの袋にどんどん入れていきましょう!
② 洗剤をかけて、表面の掃除をする
お風呂用洗剤を吹きかけ、歯ブラシで排水口をこすっていきます。カビが発生している場合は、お風呂用洗剤で、水垢などを取り除いてからカビキラーでカビを根っこから取り除きます。
③ ゴミ受け・排水トラップを外し、洗剤で洗う
ここが一番汚れているポイントです! 手袋をしていても、ヌルとして気持ち悪いんですが、しっかりと汚れを取り除いていきます。
洗剤を拭きかけ、スポンジで擦って汚れを落とします。細かいところは、歯ブラシを使ってしっかりと汚れを落としていきましょう。
④ 排水口の汚れをスポンジで擦り落とす
ここもとても汚れている部分です。排水口の中に直接手を入れ、洗剤をスポンジに拭きつけしっかりと側面の汚れを擦り落としていきます。
可能な限り、手が届く所までしっかりと擦ります。汚れが浮いてきたら、シャワーで流します。
⑤ 排水口に卵を産み付けられていたら・・・
よく見ると排水口周りに黒っぽい粒々がいくつもついていませんか?それ、コバエの卵かもしれません。完璧に排除してしまいましょう。
70度の熱湯を排水口に流します。1~3回程度流して卵を死滅させ、排水させます。
これだけでOK!
エプロンを外して掃除をする方法
浴槽や、浴室の床と壁、鏡や蛇口など、見える所は小まめに掃除をする人も多いでしょう。ですが、エプロンまで外して掃除をしている人は少ないのではないでしょうか?
仕事をしていたり、子育てに追われると、見えるところ、触れる所の掃除をするので精一杯ですよね。「掃除しているのに、なんだか臭い」と感じる場合は、エプロン内の汚れが原因かもしれません。
半年~年に1度、時間を作ってじっくり掃除をしてみてください!
用意するもの
- お風呂場洗剤
- 長いゴム手袋
- 使い古しの歯ブラシ
- 長めの柄のついたブラシ(細めのもの)
- カビキラーなどの漂白剤
- できれば高圧洗浄機(なければ長めのホース)
エプロン内側の掃除の仕方
① 貼られているシールや、取り扱い説明書に従い、エプロンを外します。エプロンははめ込み式なので、たいていの場合工具なしで外すことができますよ。
② エプロンの表と裏をスポンジで擦り、掃除をします。
③ 内部の汚れや髪の毛をしっかりと取り除きます。
④ カビキラーを奥のほうまでしっかりと吹きかけます。 けちらずガンガンスプレーしましょう。その後15分放置します。
⑤ 高圧洗浄機かホースの水で完全にカビキラーを流します。シャワーホースが届けば代用できますが、あまり奥には届かないと思います。もしもホースで熱いお湯が出せるのであれば、それをつかいましょう。
⑥ お風呂用洗剤を吹きつけ、柄の長いブラシでしっかりと擦ります。
⑦ 洗剤をキレイに洗い流し、しっかり乾燥させます。
⑧ エプロンを元に戻します。
この時、チョウバエの卵や幼虫、成虫を見かけたら、給湯の一番高い温度のシャワーで洗い流しましょう。
既に大発生している場合はバルサンで駆逐する
既に浴室内でコバエが大発生している場合は、市販のバルサンで駆逐します。
バルサンをした後に、排水口やエプロン内の掃除を行うとより効果的です。シャワーでしっかり死骸を洗い流してくださいね。
チョウバエ対策は掃除が一番効果的!
薬剤の散布は、大発生してしまった場合の最終手段です。
1匹でもコバエを見かけたら、卵を産み付けられている可能性を考慮して、排水口に熱湯を流し、排水口やエプロン内を掃除します。
できれば3月~4月頃に、一度エプロンや排水口を徹底的に掃除し、梅雨時にもう一度掃除するのが効果的です。
カビやヌメリを可能な限り防止するため、浴室は換気をしっかり行い乾燥させましょう。
換気をしっかりして、排水口やエプロン内の掃除をしてみましょう。季節を問わず、リラックスできる浴室を作ってみてくださいね!