幸せいっぱいの妊婦さん。命を授るというのはとても素敵なことですよね。
妊娠中は幸せを感じることももちろん多いのですが、体の不調を感じることも少なくありません。
とくに初めての妊娠は不安です。妊婦さんは頭痛に悩まされあることもあります。
むやみに市販薬などを使用することできない妊婦さんは、頭が痛い場合どうすればいいのでしょうか?
大丈夫! 妊娠中の頭痛を解消する方法はいくつかあります。あなたの頭痛をスッキリ楽にする方法を教えます!
スポンサーリンク妊娠中の頭痛の見分け方
頭痛には、代表的なものに「偏頭痛」と「緊張型頭痛」の二種類があります。妊娠中の妊婦さんは、ホルモンの影響などでどちらの種類の頭痛も起こりやすいそうです。
片頭痛と緊張型頭痛では、対処の仕方が全く違います。逆と言っても良いくらいです…
間違った対処をしてしまうと、かえって頭痛がひどくなってしまいます。そうならないためにも、あなたのいま起こっている頭痛がどちらなのか見分けておきましょう。
ただし、今からお話しする特徴が全ての人に当てはまるわけでもありません。心配な場合は、医師に相談しましょう。妊娠中でも使用できる薬もありますから。
片頭痛の特徴
- 痛む場所は片側や両側など様々。
- ズキンズキン、ドクンドクンと脈打つような痛みがある。(まれに脈打たないこともある)
- 痛みが強いが、治まる時にはスッと引いてしまう。
- 動くと痛みが増すので動けない。
- 光や音が苦痛になることがある。臭いに反応することも。
- 痛みがひどいと吐き気がしたり嘔吐することも。
- 痛みの頻度は人ぞれぞれだが、月に1~2回、または週に1~2回程度のことが多い。
緊張型頭痛の特徴
- 痛む場所は両側から後頭部にかけて。
- 痛みはそんなに強くはない。
- ギューッと締め付けられるような痛み。鈍く重い感じがする。
- 痛みが毎日のように起こる。
- 首こりや肩こりを感じることがある。
- 片頭痛と緊張型頭痛の見分け方
どちらの頭痛か簡単に見分ける方法
見分ける方法は簡単です。
直立した姿勢で、頭を深くお辞儀をするように下げてみてください。
これで痛みが増す場合は、片頭痛の可能性が高いです。
片頭痛の場合、頭を低い位置に下げることで頭部への血流が増え、痛みが増すからです。
妊娠中の頭痛が偏頭痛の場合の対処法
- まずは安静にする
静かな場所で横になり、目を閉じて安静にし脳を休ませましょう。なかなか難しいかもしれませんが、できるだけリラックスするようにしてください。
- 頭や首を冷やす
妊娠中の冷えは厳禁ですが…、偏頭痛の時は脳の血管が拡張している状態です。頭や首を冷たいタオルなどで軽く冷やして、脳の血管の拡張を抑えるようにすると頭痛が緩和できます。
- 偏頭痛は温めない
妊娠中の偏頭痛の場合、温めてしまうと血管が拡張し痛みが増してしまいます。お風呂に長く浸かったりして過剰に温めないようにしてください。
- カフェインは摂取しない
妊娠中はコーヒーなどのカフェインの摂り過ぎは良くないと言われていますが、少量を息抜き程度に飲んでおられる方もいると思います。
でも、カフェインは血管を拡張してしまうため偏頭痛がひどくなるので、痛みがある時は避けるようにしてください。
妊娠中の頭痛が緊張型頭痛の場合の対処法
- 痛い部分を温める
緊張型頭痛が起きるのは、血行不良の状態なので、痛い部分をホットタオルなどで温めるようにします。
これで血行が良くなり頭痛の解消が期待できるそうです。首などを温めるのも効果的だと言われています。
- 筋肉を動かす
妊娠中に緊張型頭痛が起こった場合は、首や肩、腕を回したり動かし、筋肉を動かすようにします。
筋肉を動かすことで血流がよくなり頭痛解消が期待できるそうです。
- マッサージする
首などを軽くマッサージするのも血流改善になるので、妊婦さんの緊張型頭痛の解消におすすめです。
ハーブティーやアロマオイルもお勧め
妊娠中の妊婦さんの頭痛は、ハーブティーやアロマオイルなどで対処するのもおすすめです!
ハーブティーを飲んだり、アロマオイルで芳香浴をしたりしてリラックスすることで、妊娠中の頭痛を予防したり、和らげる効果が期待できますよ。
ただし、ハーブティーやアロマオイルには色々な効能があるため、妊娠中には避けたほうが良いものもあります。
使用する際にはできるだけ妊婦さん用にブレンドされたものを選ぶようにしてくださいね。
アロマオイルも効能をよく見るようにし、基本的に芳香浴で楽しむようにしましょう。
妊娠中の頭痛には、リラックス効果や安眠効果が期待できるラベンダーがおすすめです。
妊娠中の不調は医師に相談すること!
妊娠中の妊婦さんは、頭痛に限らずさまざまな体の不調が起こります。そんな時は我慢せずに医師に相談するようにしてください。
妊娠中だからと言って、すべての薬が飲めないというわけではありません。飲んでも大丈夫な薬があったり、漢方薬で対処することができる場合もあります。
ただし、市販薬を自己判断で飲むことは危険なので、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
また頭痛などが頻繁に起きる場合、妊娠高血圧症などの危険な病気が隠れていることなどもあります。体の不調は我慢せずに必ず医師に相談するようにしてください。
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