先住猫がいる家庭に、新しく子猫を迎え入れようとしているあなたへ。
猫ちゃん同士がちゃんと仲良くなってくれるのか、先住猫は新入り子猫を受け入れてくれるのか、それが本当に心配ですよね・・・
先住猫のいる家庭に新入り猫が入る場合には、しっかり守るべきステップアップ方法があります。
実は、私の家の先住猫は超猫嫌いです・・・ いままでにほかの猫を寄せつけたことは全くありませんでした。
そんな猫なので、新入り子猫を迎え入れた時は正直言って心配しました。
でも、この方法でステップを踏んで慣れさせていったことで、今ではとっても仲良く過ごしています。
私が専門家からのアドバイスを受けて実践し、成功した方法です。
このステップを守れば、高い確率で仲良くなってくれますよ!
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仲良くなってもらうために一番大事なこと
先住猫と子猫が仲良くなってもらうというのは、言い換えると先住猫に子猫を受け入れてもらうことです。
つまり、先住猫の縄張りに新入り子猫を入れてもらうんです。
そのために、先住猫と子猫に対してあなたが絶対にとるべき基本的態度があります。
それは、すべてにおいて先住猫を優先すること。
たとえば、ご飯は必ず先住猫に先に出す。
夜は先住猫も寝室で過ごしていたなら、仲良くなるまでは子猫を寝室に入れない。
一貫してこの態度を保つことで、先住猫には縄張り意識に対する安心が生まれ、子猫も自分が下位にいるのだと自覚してくれます。
この、先住猫の縄張り意識を刺激しないことが本当に重要なんです。
仲良くなるまでは、ことさらこのことを意識して接するようにしてくださいね。
初日からしばらくは居住空間を別にする
かわいい新入り子猫ちゃんを迎え入れる前に、まずは別々の居住空間を用意しましょう。
できれば、お互いの存在は感じられるけど、しっかり隔離される別室が良いです。
たとえばこんな風にできれば良いですね。
これは、4畳半の部屋を子猫専用の居室にしたものです。
先住猫にも子猫の姿が見えるように、扉を少し開けて透明なプレートを貼っています。
これで、お互い近づけないけど、相手の存在はちゃんと認識できます。
先住猫が子猫にある程度慣れるまでは、子猫の生活は基本的にこの場所になります。
トイレもご飯もここです。寝る時に先住猫が飼い主と寝室にいるなら、子猫は寝室に入れてはいけません。
先住猫の大事な縄張りを犯してしまうからです。
お互いが慣れるまでは別にしてください。
この部屋での隔離は、早い猫なら1~2週間程度で次の段階に移れますが、なかなか慣れない猫だと数か月以上かかることもあります。
期間の長さは気にせず、先住猫が子猫に慣れたかどうかで判断していきます。
初対面はこうやってやる
それでは、先住猫に子猫を会わせてみましょうか。
初対面で必ず守るべきことがあります。
- 子猫はケージに入れるか、隔離プレートの向こう側に置いた状態で会わせる。
- 先住猫の逃げ道を作っておく。
- 絶対に先住猫を叱らない。
初対面は安全策をしっかりとってから顔合わせをします。
できるだけ先住猫を刺激しないように配慮しましょう。
たぶん、先住猫は子猫に驚いて「シャー!」とやるかもしれません。でも叱ってはいけません。
先住猫にとって、初めて会うものはそれがたとえ子猫でも恐ろしいんです。
「シャー!」は、怒っているのではなく、怖いんだと理解してください。
「いつもはとっても優しいのに!」と不満に思わないでくださいね。
その気持ちが先住猫に伝わってしまいますから。
飼い主のあなたは、つとめて穏やかな雰囲気でいるように心がけましょう。
もし、先住猫が逃げ去ってしまっても大丈夫。
そのための逃げ道ですから。
この逃げ道は本当に大事なものです。
これがないと、先住猫は精神的に追い詰められてしまい、対面が最悪の結果になりかねません。
逃げてしまったなら、そこで対面は終了させます。
逃げないまでも怯えていたり、余裕がないようなら無理せず対面を終了させましょう。
コツは、先住猫の気持ちを優先し、先住猫が慣れるまで気長に何度も対面の機会を持つことです。
慣れてくれば、対面時間も長くなっていきますし、そのうち自分から近づいたり、興味のないそぶりを見せ始めてくれます。
面会が終わったら、先住猫ちゃんをいっぱい可愛がってあげましょうね!
猫同士が慣れるまでにやること
初対面が終わったら、猫同士が慣れるために気長に待ちます。
先住猫が負担にならない程度に、慣れていく環境を作れるといいですね。
隔離スペースのこちら側は安全だと理解させる
先住猫に、「子猫は隔離している場所から出てこれない、ここは安全だ。」と認識させてやりましょう。
と言ってもなにか積極的にすることはありません。
先住猫が隔離スペースにいる子猫を認識できるようにしていれば大丈夫です。
自分は安全だと分かると、そのうち先住猫はおっかなびっくり子猫に近づきはじめます。
そして、すぐに離れてしまうかもしれません。
この状態を、先住猫が子猫への恐怖を意識しなくなるまで続けます。
食事は同じ時間に与える
食事は同じ時間に与えます。
かならず、食事中にお互いの存在が認識できるような場所にしてください。
この「一緒に食べている。」ことがとても大事なんです。
最初は隔離スペースやケージにいる子猫の気配が分かる程度の位置関係で構いません。
慣れてきたら、お互いの姿が見えるように、だんだんと近い位置に変えていきましょう。
また、かならず先に先住猫にご飯を出してから、次に子猫に出してくださいね。先住猫優先でいきましょう!
子猫と先住猫の面会を重ねる
慣れてくると、先住猫は自分から子猫のほうへ近づいたりするようになるのですが、そうでない猫もいます。
機会を見て、先住猫と子猫を会わせていきましょう。
子猫の隔離スペースで会わせるのではなく、先住猫がいつもくつろいでいる場所へ子猫を連れていきます。
会うのはケージ越しです。決して無理はせずに!
先住猫優先で、逃げ道を作って、決して叱らず、飼い主は穏やかな雰囲気をキープしましょう!
慣れてきたら同じスペースで過ごす時間をつくる
先住猫が慣れてきたら、今度は同じスペースで過ごす時間を増やしていきます。
先住猫がいつも寛いでいる部屋の片隅に、ケージをおいて下さい。
その中に子猫を入れて、一緒に過ごさせてみましょう。
あとは先住猫の態度によります。猫によってはすぐにお互いを受け入れるでしょう。
すでに慣れきってしまっているなら、次の段階に進めます。
あるいは、まだお互いが慣れていないなら、様子を見ては子猫を戻す、また連れてくる、を繰り返しましょう。
とにかく気長にやることが大事です。
慣れたら同じ部屋で過ごす
お互いが慣れたら、いよいよ子猫を自由にしてあげましょう。
先住猫が子猫を受け入れて仲良くしようとしてくれれば、安心してこの段階に進めます。
そこまでいかなくても、先住猫が子猫の存在に興味のない素振りをしてくれていたら、この段階に移行しても良いころです。
ただし、必ずちゃんと逃げ道・逃げる場所を作っておいてください。
できれば、キャットタワーなど住み分けのできる空間があれば、猫たちにはかなり良い環境になります。
状況を見て、大丈夫そうならそのまま子猫と先住猫を自由にしてあげましょう。
猫たちはそれなりの距離関係を作る
子猫と大人の先住猫なら、比較的仲良くなりやすいです。
たとえ仲良くまでならなくても、先住猫は子猫の存在を受け入れてくれますし、子猫のほうも、先住猫と自分の関係を自覚するようになり、お互い絶妙な距離感を保つようになります。
けっこう何とかなるもんですよ!
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