勢い余って、ネジ穴が潰れてしまった(なめた)経験ってありませんか?
その時の絶望感と言ったらもう・・・
ネジ山の潰れたネジは、簡単に外すことができません。
泣く泣く諦めたという人も多いのではないでしょうか。
実は、ネジ穴がつぶれたネジは、家にある物で、簡単にはずすことができるんです!
なめて潰れたネジのはずし方をご紹介いたします。
スポンサーリンク潰れたネジのはずし方
ネジ穴の潰れてしまった「なめたネジ」は、太めの輪ゴムをかませることで、かなり簡単に外すことができます。
やり方
- 潰れたネジ頭とドライバーの間に、太めの輪ゴムを挟みます。
- ドライバーで強く押しながら、輪ゴムごとネジをゆっくり回します。
たったこれだけです。
これで、潰れたネジをはずすことができます!
太めの輪ゴムをかませて、ドライバーとネジの間の摩擦度を上げれば、潰れたネジでも簡単に外すことができるんですね~。
イメージちゃんねるさんの動画に分かりやすいものがあったので、参考にしてみてください。
早く回すと輪ゴムに穴が開いたり、上手く回せないので、力を入れてゆっくり回してくださいね!
その他のネジ穴が潰れてなめたネジの外し方
輪ゴムの他にも良い方法がいくつかありますので、ご紹介しておきます。
ラジオペンチなどで挟んで外す
発想を変えて、ラジオペンチなどでネジを挟んではずしてみましょう!
ちょっと力のいる方法で、ネジの回りにスペースがないと難しいかもしれませんが、輪ゴムでうまくいかなかったら試してみてください。
やり方は、ペンチでネジ頭の外側をしっかり挟んで、力強く回すだけ!
皿ネジなどの頭が低いネジは、挟むことが難しいです
ネジ頭をハンマーで叩く
直接的な方法ではありませんが、ネジ頭に対して真っ直ぐにドライバーを突きたて、ドライバーのお尻をまっすぐハンマーで叩く方法です。
こうすることにより、衝撃でネジがゆるむ場合があります。
ゆるんだら、ドライバーで回したり、ラジオペンチなどで挟んで回してはずします。
加熱する
こちらも直接的な方法ではなく、ネジを外しやすくする方法です。
1分程度加熱することで、膨張熱を利用して、潰れたネジを緩ませることができます。
ライターでは火傷してしまうのでオススメしません。
周辺に溶けやすいものや、燃えやすい物がないか確認した上で、ガスバーナーを使って1分加熱してみてください。
専用の道具を使う!潰れたネジのはずし方
先ほど紹介した、家にある物で潰れたネジが外せなかった場合は、お金がかかってしまいますが、潰れたネジ専用の道具ではずすことができます。
ネジすべり止め液
「ネジすべり止め液」を使って、潰れたネジを外す方法です。
ネジすべり止め液は、ネジ穴の摩擦増強剤です。
潰れたネジ穴に塗ることで、ドライバーとかみ合うようになるので、ネジを外すことができます。
完全につぶれてしまったネジ穴だと難しいかもしれません。
貫通ドライバー
「貫通ドライバー」を使って、潰れたネジを外す方法です。
貫通ドライバーは、潰れたネジ穴にセットしてハンマーで叩くことで、ネジにドライバーの先端を食い込ませて、ネジ穴の溝を作ることができます。
そのまま回してはずすことができますよ!
バイスプライヤー
「バイスプライヤー」を使って、潰れたネジを外す方法です。
本来は溶接等でクランプとして使用する工具ですが、おまけとしてネジ取り機能が付いています。
強く握ることでロックがかかるので、ネジの頭を挟んで、そのままネジをはずすことができます。
ネジザウルス
「ネジザウルス」を使って、潰れたネジをはずす方法です。
先端がネジを挟むのに特化した形状になっているので、潰れたネジをいとも簡単にはずすことができます。
使い方は、先ほど紹介したバイスプライヤーと似ています。
ネジザウルスは、ネジ頭に対して垂直につかんで、回しながらネジをはずします。
ネジ頭が挟めないとはずせないので、ネジ頭の浅いネジには適していません。
ネジ穴をつぶさない工夫
ネジ穴が潰れないようにするためには、ドライバーの使い方が肝心です。
ドライバーは、ネジを廻して外すというよりも、ネジに強く押し付けて回す道具です。
押し付ける力7 : 回す力3くらいのイメージで作業するのが良いと思います。
ネジが固くて取れない場合は無理をせず・・・
- ネジ頭をハンマーで打ちつけて、衝撃で緩ませる。
- 油を差し込んでみる。
などを試してみると、簡単にネジが回しやすくなったりします。
万一ネジ穴が潰れてなめてしまったら、輪ゴムを使って回してみましょう。
きっと上手くいきます!
潰れたネジが外れずに困っている方は、是非試してみてくださいね♪