突然目に異物が入って、まばたき程度では涙で押し流すことができずに困ってしまうことってよくありますよね。
そんなとき、家で自分でできる対処法をステップ順にご紹介します。ここでご紹介するのは、タイトルどおり「簡単に取っちゃう方法」です。
簡単に取れるホコリや、小さなゴミの場合に対応するものなので、例えばガラスの破片が入ってしまったとか、体内に入ると有害な液体が入ってしまったなど深刻なケースは、すぐに病院で受診するようにしてくださいね。
スポンサーリンク目の異物を取り除く方法、カンタン6つのステップ!
①手を洗う
痛くて我慢ができなくても、最初にこれだけは必ずやってください。せっけんをつけて丁寧に洗います。雑菌の付いた手で処置を行うと、よけいに目を傷めることになってしまいます。
②コンタクトレンズは外す
コンタクトレンズ自体に雑菌が付いていますし、痛みの元となっているゴミが付着している場合があります。
③鏡を見て異物のある場所と種類を確認する
異物がゴミだったら次のステップ④へ。
異物だと思ったものが、実は目や目の周りの皮膚に付着したできものだった場合、または病気によるものだと判断された場合は、目薬をさして2、3日様子を見て、治らない場合は眼科で受診してください。
また異物の場所が確認できない場合は、異物が上のまぶたの裏側など、見えないところに隠れていることがあります。
しばらくすると前のほうに戻ってくることもあるので、様子を見るか、痛みが酷いようならすぐに眼科で受診してください。
俗に、「目に入った異物が目の裏側まで行って取れなくなっちゃった・・・」と言われることがあります。
でも大丈夫です。目の構造上そういったことはなく、必ず異物は何らかの方法で外に排出されますから安心してください。
ただ、コンタクトレンズ(特にハード)が貼り付いてしまうと見つけにくいことがあり、自分では取れないことが多いので、そういう場合には眼科で取ってもらったほうが良いでしょう。
④綿棒で優しく拭き取る
異物は下のまぶたの裏側にたまっていることが多いです。手で軽く下のまぶたを下げるようにし、少し水に濡らした綿棒で、優しく拭き取ってください。
⑤水で洗い流す
下のまぶた以外のところに異物が確認された時や、綿棒で取りにくい場合は水で洗い流してみましょう。その後もう一度ごみを確認して、綿棒を使ってみます。
目を洗う方法はいろいろあります。
・ 水を張った洗面器に眼を開いた状態で顔をつけ、眼を上下左右にぐるぐる回す
・ 洗眼液で洗浄する
・ シャワーを浴び、弱めの水流にして目を洗う
など試してみてください。
その際、洗いすぎには注意しましょう。洗いすぎると、目に潤いを与えている成分まで洗い流してしまうことになり、ドライアイの原因となることがあります。洗眼液や目薬は、常備しておくと便利ですね。
⑥冷やす
最後に、異物が入って洗浄をした部分を冷やします。
異物の入ってしまった後の目は、多かれ少なかれ炎症を起こしているか、炎症の原因となることが多いです。処置をした後には、必ず目を冷やすようにしてください。
目に限りませんが、炎症を起こした部分は冷やすのが最も良い応急処置のひとつで、痛みを和らげる効果も抜群です。
百均で、いろんな可愛いデザインの大きさも手ごろな氷のうが売られていますので、これも常備しておくと、いざと言う時にとても便利です。
目の異物を取り除くのに、絶対にやってはいけないこと
ついやってしまいがちなことですが、以下の2点については特に注意し、絶対にやらないようにしてください。
①目をこする
異物の入った目を上からこすると、異物で眼球が傷ついてしまい炎症を起こします。またこすることでまつ毛が抜けやすくなり、まつげまでもが目の中に入ってしまうことがあります。
炎症が酷くなると、目の病気になったり、視力の低下にもつながることがありますので、注意してくださいね。
②手や道具を直接眼球に当てて取り除く
言うまでもなく眼球を傷つける恐れが高いので絶対に止めましょう。まあ、直接当てると痛くて仕方ないので、やらないとは思いますが・・・
また直接眼球に当てなくても、毛抜きやピンセットなど先の尖った道具を使うのは危険ですので避けましょう。
目にゴミが入るのを予防する
目に異物が入るトラブルの原因として最も多いものは、自身のまつげ、ほこり、アイライナーやマスカラなどの化粧品、破れたコンタクトレンズのかけらなどです。
花粉の季節や砂埃の多いところに行く時、部屋の掃除をする時などには眼鏡をかけましょう。
アイメイクをする時には十分気をつける、コンタクトレンズは取り外す時に破れることがあるので、取り扱いには十分に注意するなどして、予防を心がけるようにしましょうね!
たかが目のゴミ、されどとっても痛い目のゴミ・・・
それが原因となって目の病気の原因になることもあります。何をやってもスッキリしない、痛みが残るという時は、必ず眼科で診てもらってくださいね。