窓の掃除といえば、真っ先に思いつくのが、ガラス面の掃除だと思います。ピカピカに磨き込まれたガラスはとてもスッキリして気持ちのいいものです。
でも、案外忘れ去られがちなのが、窓枠やレールのサッシ部分。窓枠のゴムパッキンに結露が原因で黒カビが発生していたり、レール部分に取れにくいほこりやゴミがたまっていたりします。
見た目も汚いし、カビの臭いや健康への影響も気になりますよね。せっかく窓ガラスをピカピカに磨いたなら、サッシ部分もきれいにしておきたいものです。
そんなサッシの頑固な黒カビも、特別な道具を使うことなく簡単に落とせますよ! その方法教えます!
スポンサーリンク準備するもの
まずは、サッシをキレイにするための道具を準備しましょう。
・掃除機
・刷毛または使い古しの歯ブラシ
・つまようじ
・割りばし または マイナスドライバー
・水を入れたペットボトル
・雑巾、キッチンペーパー
・スポンジ、メラニンスポンジ
・クレンザー
・中性洗剤(スプレー式が便利)
・カビ取り剤スプレー
・消毒用アルコール(エタノール)
ちょっと沢山ですが、だいたいどこのご家庭でも簡単に揃うものだと思います。
掃除の内容によっては必要のないものもありますので、掃除内容に合わせて必要なものを準備してください。その他にも便利なアイディアグッズをそろえてみてもいいでしょう。
窓枠の汚れ落としの方法
サッシの掃除はサッシが乾いた状態で行います。結露などで濡れているときは、まず乾いた雑巾などで拭き上げてください。
掃除機で、レールやサッシのに溜まっている汚れを吸い取る
まずは、歯ブラシか先を斜めにカットした割りばしで、あらかじめ溜まっている汚れをかき出します。こびりついた汚れを十分にほぐしてから、掃除機で吸い取るようにするかブラシで掃き出します。
掃除機には細口の隙間用ノズルを付けるとより効率的にホコリが吸い取れます。これでレール部分やサッシの隅にあったほこりや汚れはほぼ取れてしまいます。
汚れのひどい場合はスポンジで拭く!
汚れがひどい場合はスポンジを使いましょう。大き目のスポンジに、カッターで縦・横1センチくらいのさいの目に切れ目を入れます。それだけで、サッシ掃除用のスポンジの出来上がりです!
このスポンジでレールの汚れを拭き出します。スポンジなら角の細かい汚れもかき出すことができるので、とっても綺麗になりますよ。雑巾よりも簡単に汚れが落ちるので、作業がかなりはかどります。
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そんな時は、雑巾を割りばしに巻き付けて拭き掃除をしてみましょう。この時にペットボトルで水を流しながら行うと汚れが浮いてキレイになります。
水拭きだけで落ちない時は家庭用の中性洗剤を使い、そのあと、水で流します。汚れが落ちたら、最後にサッシ全体を乾拭きして終了です。
アルミサッシのサビを取る
アルミサッシにサビがある場合は、水を含ませたスポンジにクレンザーをつけたものか、水を含ませたメラニンスポンジで軽くこすってサビを落とします。
強くこすりすぎるとサッシにキズをつけてしまいますので、力加減に注意が必要です。
窓とサッシの黒カビの落とし方
窓の黒カビは、ジメジメした夏場だけでなく、冬場の窓が結露した状況でも多く発生します。
ガラスとサッシの接続部分であるゴムパッキン部分によく発生し、もとは白かったゴムパッキンも水気を放っておくと黒カビだらけに・・・
黒カビを放置しておくと、そこからカビの胞子が部屋中に広がって、壁紙の黒カビの原因にもなったりします。
また、窓はカーテンと接触しやすいので、カーテンが黒カビの巣になる危険性もあります。
この黒カビは肺炎や喘息・アレルギーの原因になりますし、ひどい場合には重篤な症状を引き起こす怖いものです。
繁殖力も強いので黒カビを発生させないことが一番ですが、ジメジメした梅雨の時期や窓が結露する冬場は特に注意しないとあっという間に黒カビが・・・
発生させてしまったら速やかに清掃して黒カビを根絶し、その後の大量発生を予防することが大切です。
カビそうじで大切なポイントは
①まず汚れを落とす ②次に菌を殺す |
の2ステップです。 両方のステップをこなしてこそ効果があります。
カビ取り前の準備
カビの胞子を吸い込んでしまうと、健康被害を起こしてしまう危険があります。また、強いケミカルを使う場合もありますので、下記のものを準備しましょう。
・マスクを着ける(カビの菌・胞子を吸い込まない、洗剤のガスを吸い込まないようにするため)
・ゴム手袋を着ける(洗剤による手荒れ防止のため)
・メガネやゴーグルを着ける(カビや洗剤から眼を守るため)
黒カビ取りの手順
①住宅用中性洗剤を黒カビの部分に吹き付ける。 垂れるようなら、キッチンペーパーに含ませてカビの部分につける
②5分程度そのまま放置する
③その後濡れ雑巾で洗剤をしっかりふき取り、乾燥させる
これで落ちない頑固な黒カビの場合は、さらに次の手順を行います。
④水に濡らして軽くしぼったキッチンペーパーを窓ガラスに貼る(洗剤が下に流れ落ちるのを防ぐため)
⑤その上からパッキンの黒カビ部分にカビ取りスプレーを吹き付ける(強い酸性の洗剤はアルミを痛めてしまうので、サッシ部分に洗剤がかからないよう注意します)
⑥10分~15分ほどそのまま放置する
⑦濡れ雑巾やキッチンペーパーで洗剤をキレイに拭きとる
黒カビの胞子は全体に広がっていると考えて、パッキン全体を清掃するようにします。キレイに黒カビが取れたら、その後黒カビを発生させにくくするために殺菌処理をしましょう。
⑧洗剤成分を濡れ雑巾でキレイに拭きとり乾燥させる
⑨エタノールを吹き付けて殺菌する(薬局で販売している80%の「消毒用エタノール」が殺菌効果が高くお勧めです)
※塩素系のカビ取りクリーナーは漂白効果が高いので、床・畳に垂れないようにマスキングをしましょう。
※エタノールは塩素系洗剤と混ざると有毒ガスが発生しますので、カビ取りクリーナーと混ざらないように注意してください。
薬剤が使えない場合
小さなお子様やペットなどがいて、塩素系のカビ取りクリーナーを使うことがためらわれる場合には、スチームクリーナーを使用すると黒カビ取りができますよ。