車の免許が取得できると、次は車に乗ってみたくなりますよね。
車があれば、家族や友人と遠出するときにも便利ですし、通勤通学も楽にできて便利です!
でも、車を所有すると維持費が毎月必要になります。車を所有しているだけで、一定の額を毎月支払わなければならないのでけっこう大変・・・
車がほしい気持ちは分かりますが、月に必要な維持費を考えておかないと、あとで苦労することになりますよ・・・
あなたが車を所有した場合、毎月いくらかかるのでしょうか?
必要な車の月の維持費について教えます!
※維持費には月額費用のほかに、2年に1度かかるもの、1年に1回支払う必要のあるものもあります。
これら費用も月額にならして、毎月の費用として考えていきます。
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車の維持費には何があるの?
初めて車を購入する時に気になるのは、毎月の車の維持費ですよね。
細かい金額を考える前に、車の月の維持費にはどのようなものがあるのかをお話ししていきます。
車の維持費には、次のような項目があります。
・自動車税
・自動車重量税
・保険料(自賠責保険・任意保険)
・駐車場代
・ガソリン代
・車検代
・消耗品費
車の車種に限らず、車の月の維持費にはこのような項目があります。
もちろん、一部の維持費は抑えることもできますし、追加で支払わなければならない維持費も考えられます。
そのため、車の維持費を考える場合には、少なくともこれだけの支払い項目があると考えて維持費を用意する必要があります。
また、ガソリン代などは、車の月の維持費を考えるときには「個人差」が大きくなります。
例えば、通勤で車に乗る人と休日に出かけるときだけ車に乗る人では、月に必要なガソリン代は全く違いますよね?
つまり、車にどのくらい乗るのかも維持費を大きく左右すると言えます。
自分が何のために車を購入して、どのような乗り方をするのかをよく考えて、月の維持費を計算しましょう。
車の維持費の中で自動車税はどのくらい?
毎月の車の維持費を考える場合、忘れてはならないのが「税金」です。
車でも税金を払わないと違法です。
そのため、車の維持費の中でも税金は忘れずに納めましょう。
車を維持していく上では「自動車税」と「自動車重量税」の二つの税金を納める必要があります。
自動車税は車を所有することに対してかけられている税金で、年に一回請求されます。
月の維持費を考える場合には「自動車税の12分の1」を割り出すと良いでしょう。
自動車税は次のようになっています。
総排気量 | 税額(円) | |
軽自動車 | 1リットル以下 | 29,500 |
乗用車 | 1リットル以下 | 29,500 |
~1.5リットル以下 | 34,500 | |
~2リットル以下 | 39,500 | |
~2.5リットル以下 | 45,000 | |
~3リットル以下 | 51,000 | |
~3.5リットル以下 | 58,000 | |
~4リットル以下 | 66,500 | |
~4.5リットル以下 | 76,500 | |
~6リットル以下 | 88,800 | |
6リットル~ | 111,000 |
軽自動車で10,800円、2,000CCクラスに普通車でで39,500円ですね。
ここでは、乗用車は一般的な普通車と考えて「総排気量2,000cc」で算出しています。
排気量が少なくなれば、もう少し安くなりますが、このくらいが一般的でしょう。
自動車重量税は月にどのくらい必要?
自動車重量税は道路を走行することに対してかけられる税金で、車検の際に支払うことになります。
そのため、車を買ったときには3年分、そして、車検の際は2年分をまとめて支払うことになります。
自動車重量税の額はけっこう複雑です。次のサイトで簡単に調べられますから参考にしてください。
ここでは、分かりやすくするために
・軽自動車:6,600円(エコ減税なし)
・乗用車:32,800円(重量2t以下、エコ減税なし)で考えていきます。
重量税は基本的に車検の際に2年分をまとめて払う額なので、これを24で割って月額に直して考えると
軽自動車 275円 / 月
普通車(2t)1,367円 / 月
車の維持費の自賠責保険とは?
車に乗らない人でも自賠責保険という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?
これは「自動車損害賠償保障法」という法律があり、その法律によって加入しなければならないと決まっている保険のことです。
正式には「自動車損害賠償責任保険」という名称です。
自賠責保険料は、普通は車検時に2年分を払います。金額は・・・
・軽自動車:25,070円
・乗用車:25,830円
こちらの自賠責保険料は車検の際に支払うようになっていますので、2年分(24ヶ月)で算出すると・・・
・軽自動車:1,045円
・乗用車:1,077円
車の維持費と任意保険
任意保険は、文字通りに加入することが任意です。
しかし、加入しておくほうが安心ですよね。
近年は「ダイレクト型自動車保険」が人気になっています。
これは「代理店型自動車保険」と違って、ネットなど利用することで個人が保険会社と直接契約できるため、保険料をこれまでよりも抑えることができるからです。
一方で、代理店型自動車保険では、専門家に相談しながら契約できるというメリットもあります。
また、手続きも担当の人に任せることができるため、わずらわしさはないと言えます。
車の維持費でも大きな割合を占める保険料を安くするのが良いのか、自分の手間を省くのが良いのか、自分でメリットを比べて選ぶようにしましょう。
いずれにしても、車の維持費では保険料は重要です。
万が一のときに保険料を渋ったことで大きな損害を被るおそれもあります。
任意保険料も車の維持費と思って支払うようにしましょう。
実際の保険料は年齢やプランなどにもよります。
現在の保険料の相場は1年で「50,000円前後」と言われています。
もちろん、20,000円くらいにもできますし、100,000円を超える金額になることもあります。
よく考えてから加入しましょう。
駐車場代も車の維持費
車を所有すると、車を置く場所が必要になります。つまり、駐車場代も車の維持費ですよ。
駐車場代は地域差が大きいです。
例えば、月に「30,000円」という地域もありますし、場所によっては「5,000円」でも利便性の高い駐車場が使えることもあります。
維持費の中でも特に地域差が出やすいので、車の月の維持費を計算するときには、自分が住んでいる地域の相場を調べる必要があります。
車の維持費を考える場合には、駐車場代はだいたい月額「15,000円」と仮定しておけば良いでしょう。
都内では最低でもこのくらいの価格が必要になりますし、地方では十分な価格になります。
車の維持費をおおまかに算出する際の適正価格と思われます。
ガソリン代は車の乗り方次第
ガソリン代は車の維持費を左右しやすい項目です。
ほとんど車に乗らない人は月に数千円ですし、通勤や仕事でも乗るという人は、月に50,000円を超える金額を支払っていることもあります。
そのため、自分がどのくらい車に乗るのかによって、維持費を安くすることもできると言えます。
一部のアンケートでは、月のガソリン代は「10,000円前後」と答えた人が多くいます。
少ない人はもっと少ないのですが、ここでは「10,000円」で考えていきましょう。
正確に計算する場合には、次のように算出しましょう。
・走行距離(km)×ガソリン単価(円/L)÷燃費(km/L)
燃費の良い車に乗れば、ガソリン代も節約できます。
月の維持費もそれだけ安くなるので、車を選ぶときには燃費(実燃費)も考慮して選ぶようにしましょう。
車の維持費と消耗品費
車の維持費を算出する場合、消耗品の費用も頭に入れておく必要があります。
消耗品としては「バッテリー」「タイヤ」「オイル」などがあります。こちらも乗り方などで変わります。
例えば、タイヤ交換にしても、交換するのは数年に一度です。
月の維持費にすれば、1,000円にも満たない話になります。
詳細に算出したいのであれば、細かくチェックする必要がありますが、ここでは考えないほうが良いでしょう。
車の月の維持費の合計はいくらくらい?
ここまでに紹介してきた維持費をひと月当たりの金額にしてみましょう。
その結果は、だいたい次のようになります。
・軽自動車:約31,400円(消耗品費を除く)
・乗用車:約34,900円(消耗品費を除く)
このくらいです。
ここに消耗品費と車検の代金を加えると、およその車の月の維持費が割り出せます。
また、車検の費用は月額にすると「3,500円くらい」です。
もちろん、ガソリン代、保険料など、安くできる部分も多くありますので、おおまかには「月額40,000円程度」あれば、車を維持していけると思います。
あなたが、月にこれだけの負担ができるかどうかで、車を所有するかどうかを考えると良いですよ。