家の中で見かけるとショックなのがコバエですよね。食事中に食べ物にたかられるとイラッとします。やっつけてもやっつけても、次から次にコバエが現れてきてキリがありません・・・
こうなったら完全に駆除してしまいたいですよね。でも、いったいコバエはどこから湧いてくるんでしょうか?
そんなあなたに、キッチンにコバエが湧く原因と、完全に駆除してしまうお勧めの方法を教えます!
スポンサーリンクコバエはどこから湧いて出るの!?
暖かい季節はやっぱり生ゴミから
暖かい季節になると、どうしても生ゴミが腐りやすくなるので、コバエも発生しやすくなります。生ゴミ用のゴミ箱を開けたら、コバエがブワーッと飛び出してきた経験のある人も多いですよね。
生ゴミの回収は週2~3回の地域が多いと思います。回収日まで生ゴミにコバエを接触させないことが重要です。
コバエが発生しないようにするには、生ごみ用ゴミ箱はしっかり密閉できるものにしてください。また、ごみ箱そのものにコバエの卵がついてしまう場合があるので、時々はしっかり水洗いします。
ゴミ箱の中にコバエがいるのを1匹でも見つけたら、殺虫スプレーを少し噴射しておきましょう。部屋中にコバエを拡散させずに済みますよ。
キッチンにコバエが湧いて出たら、これで対策を!
常温保存の野菜や果物
リンゴやバナナなどの常温保存の果物は、気づけば傷んでしまっていることも多いですよね。特に、バナナはぶら下げていても足が早いので、気づけば真っ黒!なんてことも・・・。
生ゴミと同じく、腐りかけの果物にもコバエは卵を産んでしまいます。果物以外にも、玉ねぎやジャガイモなどの根菜類も常温保存しているご家庭が多いと思います。
暖かくなってきたら保管方法を見直すようにしましょう。
特に玉ねぎは、コバエだけでなくゴキブリも大好物です。しっかり保管しておかないとゴキブリが繁殖する原因にもなてしまいます・・・
野菜の常温保管には、密閉できる食品ストッカーがお勧めです。高価なものを買わなくても、しっかりフタのできる箱なら何でも構いません。
たとえばプラスチックの衣装ケースなら、小さいもので500円くらいで売っていますが、これがけっこうお勧めです!
観葉植物はコバエの巣
実は、意外にも観葉植物がコバエの巣になってしまうことがあります。趣味やインテリア等で、観葉植物をキッチンやリビングに置いている方も多いですよね。?
観葉植物の腐った根っこの部分や土に、コバエが卵を産み付けてしまうんです。それを、知らず購入してしまうことで、住居内にコバエの侵入を許してしまうんですね。
観葉植物以外にも、野菜、花、サボテン、キノコなどをご家庭で育てている方は、同様の理由で注意が必要です。
排水口などの水周り
お風呂場やキッチン、庭などで良く見かけるチョウバエというコバエは、主に水周りに発生します。夜行性なので、夕方から夜にかけてすばしっこく飛び回りますが、日中は壁に止まってじっとしているのが特徴です。
キッチン・お風呂・トイレの排水口周りの掃除を小まめに行って、水垢や石鹸カス、油汚れなどエサになる物を排除しましょう。
お風呂場に湧いたコバエは退治するのが大変です!
これで完璧!コバエの予防・退治方法
なんと、コバエのメスは交尾の必要がなく、単独で卵を産むことができます。1匹で500個程度卵を産むので、いちどコバエが生まれだすと、家庭内で大発生してしまうことが多々あります。
卵の期間が1日。
幼虫の期間が4日。
サナギの期間が4~9日。
という短期間で、私たちがよく目にするあの姿のコバエができ上がります。見かけるだけで不愉快極まりないコバエは、1匹みかけたら直ぐに退治してしまいましょう!
網戸を目の細かい物に替える
コバエは家の外から侵入してきます。網戸をしていても、網戸の目が粗ければ体長数ミリのコバエは簡単に通り抜けることができます。
「毎年暖かい季節になるとコバエをよく見かける!」というあなたは、まずは網戸を目の細かいメッシュの物に取り替えるだけでも大きな効果がありますよ。
自分で張り替えるのは、やってみると結構簡単です。網と止めゴム、400円程度のた器具があれば張り替えができますので、是非トライしてみてください。
自分で張り替える自信がない人は、誰かに頼むしかありません。プロに頼むのもいいですが、安く済ませたいならホームセンターなど1枚3000円程度で張り替えサービスをしている店もあります。
あまり知られていないけどお勧めなのが、地域のシルバー人材センターに依頼する、という方法です。センターには網戸の張替えのできる高齢者も必ず登録しています。
ここに依頼できれば一番安く済むと思いますよ。ぜひ調べてみてくださいね。
網戸の張り替え以外にも、アジャスターを窓枠に取り付けるだけで簡単に設置できる、「防虫網戸カバー」もお勧めです! 値段も手ごろですし、好きな大きさにカットできるので、こちらのほうが手軽かもしれません。
防虫網戸カーテン 93×220cm
窓と蛍光灯に防虫対策を施す
私たちが普段、何気なく使っている室内の蛍光灯は、実は虫が好む紫外線を放っています。蛍光灯に引き寄せられて侵入してくるケースも多いので、侵入経路である窓に対策を施しましょう。
たとえば、窓用防虫フィルムを窓に貼ることで、虫が好む紫外線を遮断することができます。ただ、防虫フィルムは素人には上手く貼るのが難しい上に、少々値段が割高になります。
そこでお勧めなのが、同じく紫外線をカットしてくれる防虫蛍光灯です。蛾の侵入も予防できるので、思い切ってこれに変えてしまうのも良い方法ですね。
LED蛍光灯 20w 防虫蛍光灯
玄関や勝手口の灯りに引き寄せられてコバエが飛んでくる場合は、同じく紫外線カットの防虫ランプに取り替えると効果的です。
防虫電球 40w(被膜付・防滴用)
ゴミ箱はフタ付きの物にする!
生ゴミ用のゴミ箱はフタ付きの物にしているご家庭が多いと思います。ですが、三角コーナーはどうでしょうか?
三角コーナーに生ゴミが付着していると、そこにコバエが卵を産み付けてしまいます。?実は三角コーナーもフタ付きの物があるんです。できればこれを使いましょう。
これでコバエの発生をかなり防ぐことができますよ。
実際に毎年コバエの発生に悩んでいた人が、フタ付きに変えただけで全くコバエが出なくなったという話をしています。
また、ゴミ箱や三角コーナーは小まめに洗い、こびりついた生ゴミをキレイに洗い流しましょう。ついでにアルコールで消毒しておくと、除菌効果の他にカビの予防にもなります。
トイレのサニタリーコーナーも同様の理由で、フタ付きの物にしておいたほうが無難です。
大量発生したらこれしかない! めんつゆトラップで完全駆除
善戦むなしくコバエを大量発生してしまったら、最後の砦 「めんつゆトラップ」の出番です。
めんつゆに含まれているアルコールは、ショウジョウコバエがとっても好きなニオイです。このめんつゆトラップを1週間おいておくだけで、コバエを全滅させることできますよ。
家にある物で作れるので、今すぐにでも作れますよ! めんつゆがなければ、お酒や本みりんなどアルコールの入っているものがあれば代用できます。
用意するもの
・容器(使い捨てできれば便利)
・めんつゆなどのアルコール
・水
・台所用洗剤
作り方
① めんつゆ1、水5の割合で容器に入れます。
② 台所用洗剤を数的垂らします。
これだけでOK! この「めんつゆトラップ」をコバエの気になる場所に1週間前後置いておくだけです。
最初はぜんぜんコバエはかかりませんが心配無用! 3~4日目あたりからコバエがどんどんトラップにかかるようになりますから。
コバエがぜんぶ駆除できたら捨ててしまいましょう。
ただし、めんつゆトラップが効くコバエは1種類だけなのでご注意を!