もしもあなたが、何らかの理由で退職を決意した時、会社にどんな風に伝えればいいのでしょうか。
本来なら、誠意を尽くして自分の気持ちを伝え、上司に了承してもらうのが一番でしょう。
でも、あなたが優秀な人材であったり、責任のある職務を行っているなら、退職を認められても、それは3か月~1年先になってしまうこともざらです。
法律では原則2週間前とは決まっていますが、それは実際のところ現実味のないものですからね・・・。
あなたに、「どうしても早く辞めたいんだ!」という強い気持ちがあるなら、慰留されにくい理由を伝えることで、すんなり退職できやすくなります。
その方法を探ってみましょう。
スポンサーリンク自分の健康上の問題を理由にする。
この場合、会社を辞めないといけない深刻な病状であることを納得してもらう必要があるでしょうね。
理由にした病気の診断書の提出を求められる可能性も高いです。
あなたが「どうしても直ぐに会社を辞めたい!」と言うなら、方法がなくもありません。
それは、「休職が必要」と書かれた、医師の診断書を提出することです。
退職のまえにワンステップを置いて、即時休職してしまうんです。
もし医師から「休職する必要あり」との診断書が書いてもらえるなら、よほどのブラック会社でもない限り、これを提出すれば間違いなく休職できます。
この場合
休職 → そのまま退職
の流れが一番スムーズに事が進むはずです。
ですが、病気もないのに、医師に診断書を書いてもらうことはできません。
ただ、ひとつ方法がないことはありません。あくまで自己責任でお願いしますが・・・
それは、うつ病の診断書を書いてもらうことです。
うつ病は、休職のための診断書を書いてもらいやすい病気です。どうしても会社から逃げ出したいなら、精神科や心療内科を受診して、医師に症状を強く訴えましょう。
今の状況ではとても仕事が続けられないことも言っちゃいましょう。休職したいと相談しましょう。医師の判断にもよりますが、その場ですぐに診断書を書いてくれます。
医師の診察の際には、強い不安感、絶望感、希死念慮(自殺したい気持ち)、不眠などを訴えてください。そして、仕事が原因であると言ってください。当然深刻そうな顔で言うべきです。
上手くすれば、その場で休職のための診断書を書いてもらえます。
念を押しておきますが、どうしても今すぐ仕事を離れたい時の最終手段です。
この方法は、後々のデメリットもいくつかあり得ます。
- しばらくは、生命保険に新規加入しにくい。
- 次も同じ地域や業界で働く場合、前職を辞めた事情が知られるリスクも無くはない。つまり世間は狭い。
などは、考えられるかもしれません。
まあ、次の就職先が身辺調査をするような大企業でない限り、あなたの病歴を知られることはまずないでしょう。履歴書の身体状況の欄には、ただ「良好」とだけ書いておけば問題ありませんし。
どうしても早く会社を離れたい場合の現実的かつ最終的な方法です。
家族が病気で実家に帰ります
退職後は実家に帰るつもりなら、この理由にすると慰留されにくいですね。
特に、自分の父母が重い病気になったとか、要介護状態になったとかで、自分がすぐにでも帰郷しないといけない、という話だと、上司も止めづらいと思います。
ただし、上司からあなたの実家に確認の連絡をされる可能性がないかも考えておく必要がありますね。
会社に対する不満がある
給料が安い、休日が少ない、仕事がきつい、やりがいが見出せない、などの会社に対する不満があるなどですね。この場合、会社を敵に回す覚悟が必要です。
本来なら、本当の理由が会社への不満でも、円満退職のためには絶対に言ってはいけない部類の退職希望理由ですから。
ですから、この理由を使うときは、会社側との関係悪化覚悟が前提です。
たとえば、入社時に聞いていた条件と大きな違いがあったとか、法に触れるような長時間残業を強いられているとか、会社側が圧倒的に不利な状況であるなら、退職希望理由として強い武器にはなるかもしれません。
ただし、退職が認められても、退職日までの出勤日は針のむしろ状態になることを覚悟したほうがいいかも・・・・。
いずれにしても、「会社ととことんやりあっても良いからすぐ辞めたい!」 くらいの強い気持ちがあるならいいのかもしれませんね・・・。
私はちょっとお勧めしませんが・・・・。
職場の人間関係の問題
これ、難しいことですね。
状況の深刻さによりますが、退職を希望する理由としては、「辞める!」というよっぽどの意志の強さを持っていないと、少しこじれるかもしれません。
なぜなら、この理由を持ち出すと、退職希望と言うより「相談している」ような意味合いにとられてしまう場合があるからです。
あなたが会社にとって必要な人間であればあるほど、上司は問題解決の方向で話を進めようとするでしょう。
また、上司は関係するほかの社員に事実確認をするでしょうし、注意をすることもあるかも・・・
こうなってしまうと、辞めることはできない上に、あなたの人間関係はますます悪化してしまう可能性もあり得ます。
また、下手をすると、あなたの気持ちに真剣に向き合ってくれず、あなたの人間関係力についてのアドバイスで終わってしまうかも・・・
この理由で退職したいなら、いまの状況と悩み、それによる体調の悪さが深刻であることを印象付けるしかないでしょう。
転職先が見つかった
ほかにやりたい仕事が見つかった、他者からヘッドハンティングされた、など自分のキャリアアップにつながるものが現れた場合です。
ですが、この退職希望理由だと、退職を認められてもそれは早くても2~3か月先になることは覚悟しておいた方がいいですね。
また、転職先はいずれ分かることでもありますので、事実をそのまま言うのは差し支えありません。でも、競合他社への転職のケースでは会社名は明言しないようにしましょう。
また、なるべく直接的・感情的な言葉を避けながら伝えるようにしましょう。
退職の意思を伝える際のNG
一身上の都合
「俺は辞める!理由は言わない!」と喧嘩腰で辞めるつもりでないなら、退職希望にこの言葉を使うのはやめておきましょう。この言葉は、退職願や退職届につかう儀礼的な言葉です。
また、他の社員への辞める理由として使う分には問題はありませんが、なんだか腹に一物抱えているような感じがしてしまいます。
あくまで上司に納得してもらって、できれば気持ちも分ってもらい、良い関係のまま退職できればいいですね。
何かのついでに話を切り出す
なかなか話しにくい内容ではありますが、予め時間を取ってもらうようお願いして、改めて相談するようにしましょう。そうでないと、真剣に取り合ってくれないかも・・・
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