黒カビで汚れた壁紙クロス・・・
かなり不潔な印象を受けますよねえ。
実際のところ凄く不衛生です。
対処せずに放っておくと、あちこちに繁殖して広がっていき、あなたや家族の健康を害するかもしれません。
黒カビが壁紙についてしまったら、即行で処理するべきです。
でも・・・
「黒カビで汚れた壁紙は、もう綺麗にならないよ・・・」
そう思っていませんか?
実はあるんです! 簡単ですごい黒カビの落とし方が!
壁紙を貼りかえる必要はありません。
壁紙クロスの黒カビを自分ですっきりキレイにする方法教えます!
スポンサーリンク酢と重曹、酸素系漂白剤で黒カビを落とす
とってもお勧めの方法です!
お酢の高い殺菌力でカビ菌を殺してしまいます。
そして強力な洗浄作用のある重層でこすって除去しまう方法です。
酢の代わりに消毒用アルコールを利用してもOKです。
これ、すごく効果がありますから試してみてください!
【用意するもの】
・お酢または消毒用アルコール
・スプレーボトル
・酸素系漂白剤
・重曹
・雑巾
(・メラニンスポンジ)
手順1
お酢を水で2倍程度に薄めてお酢スプレーを作り、黒カビに向かって噴霧します。
3~5分おいて雑巾で拭きとっていきます。これだけでもビックリするほどカビが取れますよ!
お酢で取れなかったところは、メラニンスポンジでこすりとってみましょう。壁紙を傷めないように気をつけて!
手順2
重曹1、酸素系漂白剤1を適量の水で溶いて、重層ペーストを作ります。
壁に塗りつけるので、垂れてこない固さにしてください。
必ず酸素系漂白剤をつかうこと! 塩素系は混ぜるな危険!!!
できたペーストを黒カビに塗りつけ、ラップやキッチンペーパーをかぶせて2~3時間寝かせたら、雑巾などで拭き取ります。
ペーストが残らないように綺麗に拭きとりましょう。残るとそれがカビを呼ぶ原因になってしまいますから。
手順3
もう一度お酢をつけた雑巾で拭き上げたら、よく乾燥させて完了です。
その他のカビとり方法
市販の壁紙クリーナー《おすすめ度 ☆☆☆》
ネットショッピングなどでは、いろいろな壁紙用のカビ取りクリーナーが販売されています。
これらを購入するときには、効能・効果を確認して購入し、用量・用法を守って使用します。
専用の製剤だけあって、かなり強力ですよ。
市販のアルコール除菌液《おすすめ度☆☆☆》
消毒用アルコール(エタノールなど)で濡らした布で、カビ部分を軽く叩くようにして拭き取ります。
アルコールの殺菌効果でカビは死滅します。ですが、その残骸を分解除去することはできないので、黒ずみが取れないことがあります。
市販のカビ取り剤はNG!
お風呂のカビ取りなどをする塩素系の『カビキラー』等の商品名で売られているものはNGです。商品の注意書きでも壁紙への使用を禁じています。
壁紙クロスはとてもデリケートな代物ですから、強力なカビとり剤はやばいんです・・・
黒カビ清掃の注意点
黒カビの繁殖力はほんとに強いです。だから黒カビを見つけたその部分だけをキレイにするだけでは不十分です。
黒カビのある範囲の2倍から3倍のエリアに胞子が広がっていると考えてください。
もしも黒カビが20cm四方なら、それを中心に50cm四方程度のエリアは、カビ菌をキレイにとりのぞく必要があります。
また壁紙クロスはデリケートです。拭く際に水分を含ませすぎたり、長時間濡れたままにしておくと壁紙クロスが浮いたり、強くこすりすぎて色落ちしたりします。
壁紙クロスのつなぎ目をこすったりするとそこから捲れてきますので、注意してください。
黒カビの原因と健康への影響
壁紙クロスに黒カビが出ていると見た目にキレイではないのはもちろんですが、カビですからその部屋にいることで何か健康にも悪そうな感じがします。
そこで、まずは黒カビのでる原因と健康への影響を見ていきましょう。
黒カビの主な原因
1. 室内と外気の温度差による結露。冬によく起きます。
2. 空気の滞留による部屋の湿度調整が良くない(天井角など 高湿度)
3. 水道管・排水管などからの漏水や雨漏り・洗濯機・風呂水のあふれ等による漏水で壁に水分が吸収される。
これらを改善・修繕することで黒カビの発生を抑えることができます。
黒カビを放置してしまうとどうなる?
壁の一部に発生した黒カビを放置しておくと、数週間~2、3ヶ月で部屋中にカビの胞子が広がります。
そうなると、部屋のあちこちにカビが生えてくる危険があります。
油断してカビを放置すると、表面の壁紙クロスだけだったカビが、強い繁殖力で徐々にボードや断熱材の内部まで進行していきます。
最終的にはボードや断熱材までもすべて交換する事になってしまい、高額の修繕費が必要になることもあります。
黒カビの健康への影響は?
アレルギーや肺炎の危険性
カビの菌や胞子を吸い込むことでアレルギー反応を起こしたり、肺炎や喘息を発症する可能性があります。
黒色真菌症の危険性
黒カビを触った時に、傷口などからエキソフィアラというカビが体内に入ると、かゆみなどの炎症を起こし、潰瘍状になる危険性があります。
黒カビを見つけたら直ぐに取り除こう
壁全体に黒カビが発生してしまっては、取り除く範囲がとても広くなってしまいます。
そうなると全体をキレイにしようと考えただけで気持ちが負けそうになりそうですね。
黒カビを綺麗に落とそうと思うなら
「黒カビを見つけたら広がらないうちにきちんと対処する。」
ことです。
カビの繁殖力は驚異的です。
一日延ばしにすればするほど、すべてを取り除くことが大変になってしまいます。
黒カビを発生させないために
せっかく黒カビをキレイにしたら、次は黒カビを発生させないようにしましょう。
その対策は
1.湿度管理をする
カビ菌は高温多湿な環境が大好きです。
除湿器を使って部屋の湿度を下げたり、サーキュレーターや扇風機で室内の隅々まで空気循環を良くすることで、カビの発生しにくい室内環境を作ります。
2.市販の防カビ剤をつかう
室内用の様々なタイプの防カビ剤が販売されています。
用途に合わせて正しく使うことでカビの発生を防ぎます。
3.家具などの配置を工夫し換気する
湿気のこもりやすいタンスやベッドと壁に湿気を逃すような空気の通り道を少し作って、換気することで、カビを発生させにくくします。
換気扇による換気も効果的です。
4.壁紙を普段からキレイにする
カビの好物はほこりなどの汚れです。
壁紙クロスについたカビの栄養源をとりのぞくことでカビの発生を抑えることができます。
予防してもカビが生えるとき
いくらキレイにしても繰り返し黒カビが発生するときは、壁そのものがカビ菌に置かされている可能性があります。
その場合は、専門の業者に診断・作業をお願いしたほうが良いでしょう。