日本ではジーパンは洗わない、洗っちゃダメ!って迷信がけっこう信じられています。その理由は、ジーンズは洗うと色落ちするし、生地も傷むから・・・
でも、ジーパンは定期的に洗わったほうが良いですよ。ジーンズを長期間洗わないと、当然皮脂や汗、その他のいろんな汚れがこびりつきます。おまけに菌まで繁殖して、逆にジーンズ生地を傷めてしまいます。
なによりも洗わないと不潔! 臭い! 汚い! これは避けられません。
ジーパンを洗うと、確かにどうやっても色落ちは防げません。ジーンズに使われているインディゴ染料は、水に浸けると必ず色落ちすると考えていいくらいですから。
清潔さを犠牲にしても新品時の状態をキープするか、または多少色落ちしても清潔なジーンズを履くか。ジーンズを洗うかどうかは、そのどっちを優先するかになると思います。
ジーパンを洗いたい貴方のために、極力色落ちを抑えてジーパンを洗う方法を、洗濯機と手洗いの2通り教えちゃいます!
スポンサーリンクジーパンを洗濯機で洗う方法
1)洗う前の準備
- ジーンズが型崩れしないように、ジッパーやボタンはしっかり閉じます。
- ジーンズを裏返しにしたら、洗濯ネットに入れます。洗濯ネットは色落ちを防いでくれるアイテムなので、必ず使いましょう。
2)ジーパンを洗濯機で洗う
洗濯機でジーンズを洗う場合のコツは・・・
- ジーパン単独で洗う
- お湯は使わず水で
水温が高いほど、色落ちしやすくなってしまうので要注意! - 洗剤は使わない。または、洗濯石鹸か中性洗剤を薄目で
基本的には洗剤は使わなくてもOKです。洗剤を使う場合は、一般の洗剤は刺激が強いので避けましょう。
洗剤は蛍光剤や漂白剤が入っているものは絶対NGです。
できればジーンズ専用洗剤があればいいのですが、中性洗剤、洗濯石鹸などをかなり薄めに使えば大丈夫です。 - 洗濯時間は短く、ソフト機能で
洗濯機での洗い方の流れ
- 裏返しにして洗濯ネットに入れたジーンズを洗濯機に入れます。
- 洗剤は無しか、ごく薄めになるように入れます。洗濯中に泡が立たないくらいでちょうど良いです。
- 水はたっぷり。洗い方はソフト機能かそれに類する機能を選択。生地を傷めないように、時間は短めに。
- 脱水はしっかりやりましょう。洗ったジーパンは陰干しするのですが、水分が多く残っていると、乾かすのがかなり大変です。
3)ジーパンを干す
選択が終わったら、ジーパンを干します。乾燥機はNGです。
- 裏返しのままで、生地のシワをしっかりと伸ばし、形を整えます。
- 直射日光は避けて風通しの良い場所に陰干しします。必ず裏返しのまま干してください。
日干しすると、色あせのリスクが高くなってしまいます。
色落ち対策!ジーパンを手洗いする方法
洗濯時のジーンズの色落ちは完全に防ぐことはできません。でも、極力ジーパンの色落ちを避けて洗う方法はあります。それが手洗いです。
これから、できるだけ色落ちしない、ジーパンの手洗いの方法をお話ししていきます。
1)ジーパンを塩で浸け洗いする
- ジーパンを洗うためのタライなどを用意し、水を入れます。お湯はNGです。
- 塩を小さじ1~2杯入れてかき混ぜます。塩にはジーンズの色落ちを予防する効果があると言われています。
- ジーパンを裏返しにして、型崩れしないよう綺麗にたたんでタライに入れ、30分ほど浸けておきます。
2)ジーパンを押し洗いする
次に、ジーパンを丁寧に優しく押し洗いします。この時、洗剤無しで水洗いするか、ごく少量の洗剤を入れます。
洗剤を使う場合は、中性洗剤や洗濯石鹸を使います。ジーンズ専用洗剤があればなお良いです。押し洗いの時間は5分ほどで十分です。これより長い時間水に浸けておくと、色落ちのリスクが高まりますので注意してください。
押し洗いの際、洗濯水がジーパンの色落ちですこし濁るかもしれませんが、これはもう仕方ありません。どんなに丁寧に手洗いしても、ジーパンの色落ちを完全に防ぐことはできませんから。
それでも、極力ジーパンの色落ちを防ぐことができるので、複数回洗ってくると違いが出てきます。普通に洗ったジーパンとの色の違いが分かるはずです!
※色落ち防止のためにお酢を入れる、という方法がありますが、あまり効果はないと思います。
お酢は酸性なので、洗剤のアルカリ性を中和すると言う理屈なのですが、中和してしまっては洗剤の洗浄効果が失われてしまうので、本末転倒です。
お酢を入れるくらいなら、洗剤無しで水洗いをした方が良いです。
3)脱水は洗濯機でしっかりと
脱水は洗濯機でしっかりやりましょう。水分が多いまま干すとなかなか乾きませんし、色落ちや生地を傷めてしまう原因にもなります。
4)形を整えて陰干しする
脱水が終わったら、しわを伸ばして形を丁寧に整えてから、風通しの良い場所に陰干しします。乾いたらジーパンの洗濯完了です!