夏になると、本当にいやな存在の蚊・・・ 刺されても痒くなければいいのに、と思っていたら、病気を媒介する危険性があるのだとか。
野外で活動する時には、蚊に刺されないための、虫よけスプレーが必須です。でも薬剤を直接肌にスプレーするなんて怖いことですね・・・
でも大丈夫! 蚊に刺されないようにするなら、薬剤を使う必要はありません。ハーブを使えば、肌にも優しい虫よけを手作りできるんです!
蚊に刺されないだけでなく、ゴキブリよけとしても効果がありますよ。ハーブで蚊に刺されない手作り虫よけ剤の作り方をご紹介いたします。
スポンサーリンク蚊がハーブを嫌がる理由
ハーブに含まれるゼラニウムは、蚊が嫌がるニオイを発します。これにより、ハーブを置くだけでも、蚊に刺されない忌避効果があります。
網戸を使う文化のないヨーロッパでは、ハーブを窓辺に置くことで、蚊に刺されないようにしているんですよ!
「蚊が嫌がるニオイって、人間にとっても不快なニオイなんじゃないの?」と、不安に感じる人も居ると思います。
でも大丈夫! 人間にとっては爽やかな良い香りですから!
蚊に刺されない7種類のハーブ
ハーブと言っても、種類が多いですよね。
蚊に刺されない忌避効果のあるハーブは以下の7種類です。
・ペパーミント
・ローズゼラニウム
・カモミール
・ローズマリー
・バジル
・レモングラス
・ユーカリ
ハーブの中でも、特に蚊が嫌がる薫りを放つのが、ペパーミント、ローズゼラニウム、レモングラス、ユーカリです。自分の好みで香りを選んでくださいね。
これらのハーブの成分を、ギュッと濃縮したアロマオイル(精油)を使って、蚊に刺されない良い香りの虫よけを作ることができます。
愛猫の居る家はハーブは使えない
残念ながら、猫のいる家では、ハーブの虫よけ剤は使えません。猫にとってはハーブは毒になると言われているからです。
猫は解毒機能の一つ、「グルグロン酸抱合」がないので、ハーブの毒性を中和できないと考えられています。念のため、猫の居るご家庭ではハーブは使わないほうが良いですね。
[
肌にも使える!ハーブの虫よけ剤を手作りする方法
ハーブで、スプレータイプの虫よけ剤を手作りしておくと、肌に吹きかける以外にも、網戸にスプレーすることもできます。
網戸にスプレーしておくと、屋内に蚊を進入させない効果があります。蚊以外にも、ゴキブリよけの効果もあるので、1家に1本は常備しておくと便利ですよ!
ハーブの虫よけスプレーは、作り方も簡単です。
材料
・スプレーボトル
・ハーブの精油10滴程度
・無水エタノール3ml
・精製水かミネラルウォーター50ml
作り方
1)スプレーボトルに無水エタノールを入れます。
2)精油を1滴ずつ加えます。
3)蓋をしてよく振ります。
4)最後に精製水かミネラルウォーターを加えます。
これでハーブの虫よけスプレーが完成です!
ハーブの虫よけスプレーは、薬剤を使った市販品に比べて効きめの持続時間が短めです。蚊に刺されないようにするために、ほんの少し細目にスプレーを繰り返してください。
インテリアにもなる!蚊よけアロマワックスバー
リビングや窓辺に、蚊よけの為のハーブを置きたくても、ペットや小さい子供が触って倒したり、食べてしまったりするのが怖いですよね。
ハーブをそのまま置くのに抵抗がある人は、アロマワックスバーにして、窓辺やリビングに飾っておくのがオススメです。
アロマワックスバーとは、一言で言うと 「灯をつけないキャンドル」 です。ろうそくを溶かして、ハーブと混ぜて固めるだけで、とってもオシャレなインテリアにもなります。
虫よけアロマワックスバーの作り方
材料
・ミツロウ30g
・ソイワックス30g
・ゼラニウムなどの精油30滴
・型になるもの
・飾りつけのドライフラワーなど
ミツロウやソイワックスをわざわざ揃えるのが大変だと思うなら、百均などで売っているキャンドルを代用しても良いと思います。
作りかた
1)ミツロウとソイワックスを湯煎で溶かします。
2)精油を加えてから、型に流します。
3)ドライフラワーなどを、お好みで飾り付けます。
4)リボンなどを通したい場合は、固まる前にストロー等で穴をあけておきましょう。
完成したアロマワックスバーを、窓の近くに置いておくだけで、外から侵入しようとする蚊やゴキブリ、クモなどを寄せ付けません。
最後に
ハーブ虫よけは、ゴキブリよけとしても効果を発揮するので、1家に1本、手作りハーブ虫よけがあると便利ですよ!
ただし、猫にとってハーブは有害なものです。愛猫の居る家庭ではハーブを使った虫よけ剤は危険なのでご注意を!