フローリングにカビが生えてしまって、困っているあなたへ。フローリングに生えてしまったカビは、取るのがかなり大変なんですよね・・・
かと言って、漂白剤など薬剤をバンバン使ってしまうと、フローリング床はすぐに変色してしまいます。
ひどいカビ汚染は、自分で完全に取るのは難しいかもしれません・・・
でも、まだ軽いうちであれば、次に方法でかなり綺麗に取れるかもしれませんよ。フローリング床を傷めずに、カビを綺麗に取る方法についてお話しします。
スポンサーリンクフローリングのカビ取りに重曹と漂白剤は厳禁!
サイトでフローリングのカビの取り方で検索すると
「重曹とお酢を混ぜて使いましょう。」
「漂白剤でふき取りましょう。」
と紹介しているサイトが意外に多くあります。でも、この方法絶対ダメです。ほとんどのフローリング床は、合板でできています。その模様は自然の木目ではありません。
板の表面に木目プリントされていたり、塗料を塗って色を調整してあります。そこに重曹や漂白剤を使うと、簡単に色落ちしたり、変色したりしてしまいます・・・
フローリングに生えたカビの取り方
フローリングに生えてしまったカビの正しい取り方について説明します。
程度の軽いカビなら、この方法で綺麗になる可能性が高いです。フローリングを傷めないように、無理な作業はしないでくださいね!
無水エタノールで拭き取る方法
無水エタノールを使ったカビの取り方です。フローリングが脱色してしまわないように気をつけて作業してくださいね。アルコールだからと言って、フローリングが脱色しないとは限りません。
まずは、フローリングの目立たない場所で試してから、カビを拭き取るようにしてください。
用意するもの
- 無水エタノール
- 水
- 雑きん
無水エタノールはドラッグストアで売っています。
やり方
- 無水エタノールと水を8:1の割合で薄めます。
- まずはフローリングが脱色しないかテストしましょう。
雑巾に1を染み込ませ、フローリングの目立たない場所を拭いてみます。フローリングが脱色しなければOKです!
- カビを拭き取ります。雑巾にカビの色が移らなくなるまで、丁寧に何度も拭き取りましょう。
逆性石鹸を希釈して拭き取る方法
「無水エタノールで試したら、フローリングが脱色してしまった!」 という人におすすめなのが、逆性石鹸を使ったカビ取りです。
逆性石鹸は消毒効果があるので、カビ取りに適しています。逆性石鹸を水で希釈し、雑巾に染み込ませて拭き取ってみてください。
洗浄してもカビが取れない時
「ふたつの方法でカビ取りをやってみても、カビが取れなかった・・・」 正直言って、そういうことも多いかもしれません。
カビは糸のような菌糸と呼ばれる根を張って繁殖します。カビの発生から時間が経過すると、この菌糸がどんどん奥まで生えてしまい、ガンコなカビになってしまうんです。フローリングの場合は、ワックスの下にまでカビが及ぶことも・・・。
この場合、ワックスを綺麗に取り除き、アルコールでカビを拭き取るのが一番ベストな方法です。ですが、ここまで菌糸が根深くなってしまったら、完全に取り除くことができません。
表面のフローリングと貼り合わせている板にまで、カビが根を下ろすこともあります。
ワックスの下や、床板合板の中にまでカビが根を張ってしまった場合は、フローリングの脱色覚悟で、強力な漂白剤を使いカビを殺すしかありません。
しかしカビを殺しても、その死骸は取り除けないので、別のカビが死骸をエサに繁殖する可能性があります・・・
ひどいカビや繰り返すカビはプロに頼む
フローリングのカビがひどい場合は、自分で綺麗に取り除くことは困難です。脱色覚悟で落とよりも、プロに任せてしまう方が無難だと思います。
ただ、プロに頼むとフローリングの張替えになることが多いそうです。張替え費用の相場は、一部屋あたり30.000円~40,000円。
フローリングの素材や部屋の広さ次第では、10万円程度覚悟しておいたほうが良いかもしれません。
業者によっては、カビ取りをした後、色落ちした部分を元のように修正塗装してくれるところもあります。その場合は費用も半額程度で済む事も多いようです。
どちらが安くつくか、まずは業者から見積もりを取ることをお勧めします。
フローリングのカビを予防する
フローリングのカビは、一度生えてしまうと取り去るのはかなり難しいです。できるだけ予防に努めましょう。
フローリングに特にカビが発生しやすいのは、次のような状況の時です。
- フローリングに布団を直接敷いている。
- 布団を敷きっぱなしで万年床状態。
- フローリングの上にマットやカーペットを敷いている。
- 濡れてしまったフローリングを放置していた。
フローリングの通気が悪くなると、湿気の逃げ場がなくなり、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。
フローリングは濡れても大丈夫と思いがちですが、全く逆です。何かの理由でフローリングが濡れてしまったら、直ぐにふき取ってくださいね。
フローリングのカビは、軽いうちなら自分でなんとか取り去ることができるかもしれません。
でも、無理は禁物!フローリングが色落ち、変色してしまわないように気をつけて作業してください。
カビがひどい場合は、自分でカビ取りをするのは困難な場合が多いです。フローリングの脱色、変色覚悟でガンガン作業するのも方法のひとつです。
ですが、できればプロの業者に依頼したほうが良いと思います。フローリングにカビが生えてしまわないよう、普段から気をつけるのが一番です!
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