今は炊飯器も優れものがいろいろと出ており、一般家庭では、わざわざ土鍋でご飯を炊くという方は珍しいかもしれません。
実は私も、ご飯なんてブランドや炊き方に関わらず、どれもあまり大差ないと思っていました。
でも、炊飯器が壊れた時に土鍋でご飯を炊いた時、その美味しさにびっくりしたことがあります。ご飯は土鍋で炊いた方が、確実に美味しく炊くことができるんですよね。
これからの季節、ますます食べ物が美味しくなります。おかずになる食べ物とともに、土鍋炊飯で一ランク高いご飯の炊き方をして、秋の味覚を楽しみませんか?
土鍋で最高に美味しくご飯が炊ける簡単な方法をご紹介します!
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土鍋は家にあるものでよいですが、これから買う予定のある方は、今は百均にも土鍋が売られています。これがなかなかの優れもので、決して侮れないレベルです!
百均の土鍋だったら、とりあえず試しに一度土鍋炊飯をやってみよう!と軽い気持ちで始められますね。ちょっと良い土鍋をとお考えの方は、次のことを参考にして選んでみてください。
① サイズ
土鍋のサイズは、3号~10号まであります。家族の人数に合わせて選んでください。
3号…約15cm(直径)
4号…約19cm
5号…約20cm
6号…約22cm
7号…約25cm
8号…約28cm
9号…約31cm
10号…約35cm
飽くまで目安ですが、5号なら一人分のご飯を炊くくらいの大きさ、6号で軽く2人分、4人家族なら8号か9号、大家族だったら10号程度です。
ただ、ご飯は一度にたくさん炊いた方が美味しく炊けます。迷った時は大きめを買うとよいでしょう。
② 深さ
蒸し料理をするときなどは浅い土鍋でもよいですが、炊飯が目的なら浅い土鍋では簡単に吹きこぼれしてしまうので、一番美味しい部分が流れてしまいます。深さ(高さ)のある土鍋を選びましょう。
③ IHコンロ対応かどうかを確認
ガスだと問題ありませんが、IHコンロの場合は、IH対応かどうかを確認するようにしてください。
土鍋で美味しいご飯を炊く方法
① お米を洗う
米をよく研いで、30分~1時間ほどを目処に水に浸けておきます。
米は最初の水を最もよく吸収するため、水道水に抵抗がある方は、最初の水はすぐに捨てるようにします。水に気を使っている人は、最初の洗い水もミネラルウォーターを使うそうです。
お米を研ぐときは、米同士で洗う感覚で優しく米同士をこすり合わせるようにすると良いです。その方が汚れも取れやすくなります。最初の水の中で長く洗うと、ぬか臭くなってしまいます。
洗い終わったら、米をざるに上げて水分を切ります。
② お米の水加減
米を土鍋に入れ、水を加え、米の表面を平らにします。
水の量は、
- 米1合(180cc)で220cc
- 米2合(360cc)で430cc
- 米3合(540cc)で650cc
と言う具合に、米に対して水が約1.2倍程度を目安にしてください。「水は米より少し多め」と覚えておいても便利です。
新米は水分を多く含んでいるので、これよりも若干水を少なめにするくらいがちょうどよいでしょう。
使用する土鍋によって、水加減は微妙に変わってきますので、一度炊いたら、出来上がり具合を確認しておいて、2回目以降に調整してください。
水は、米と相性のよいのは硬水よりは軟水です。できればペットボトルの軟水の飲料水を使用すると良いですね。
④ 火力を調節します。
昔の人の言葉で、「はじめちょろちょろ中ぱっぱ赤子泣いても蓋取るな」という言葉がありますよね。
これは、洗ってすぐの米をいきなり強火で炊くと米が熱で壊れてしまうため、はじめは弱火にしなさい、と言っています。
でも、水に30分以上浸した状態の米ならば十分に水分を吸い取っているので、最初から強火にしても問題はないのです。
むしろ最初から強火にした方が実は美味しく炊けます。
強火で15~20分ほどで沸騰します。沸騰したら、3分間中火、その後9分間超弱火にして炊きます。
いったん沸騰した土鍋の中は、熱くて圧がかかっている状態なので、弱火にしても土鍋からは赤ちゃんの泣くようなピーピーとした音がすることがあります。
「赤子泣いても蓋取るな」の「赤子が泣く」というのは、土鍋のこういった状態を表しています。
土鍋から音がしても、絶対に蓋を取らないでください。
⑤ おこげが作りたかったら
おこげって美味しいですよね。わざわざ焦げた部分を作るのもありです。
お焦げを作りたい時は、最後に20秒~30秒ほど中火~強火にかけてください。
最後に強火にかける時間が長すぎると、焦げ付いてしまうので注意してください。
⑥ ご飯を蒸らす
最後に10分ほど、炊けたご飯をそのままにしておきます。 蒸らすことによってご飯がふっくら仕上がるので、とても大事な工程です。
⑦ ご飯をほぐす(混ぜ返す)
蒸らしが終わったら、蓋を取ってしゃもじで全体を軽く混ぜてください。
ご飯粒がつぶれないように周りから優しくほぐしてください。これで、ふっくら、もちもちの美味しいご飯が炊き上がっているはずです。
ぜひ一度お試しを!
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